動化家
ロキの狙い
リリとカンベルはロキの後を追った。カンベルは小さなボートにリリと乗り込み、後を追うと小さな島に着いた。ロキはマリサとコリアを抱えて上陸した。カンベル「この島、見覚えある。何だっけ?あっ!亡くなったお婆ちゃんの家があった所だ。何でここに来たんだ?」カンベルとリリは後を追った。赤い屋根の家に着いた。リリは1人別行動をした。窓を覗くとロープで縛られたコリアとマリサの姿があった。カンベル「お姉ちゃん。マリサ…。」後ろから頭を殴られ、カンベルは気絶した。倒れたカンベルはロキは家の中に運んだ。ロキはお婆ちゃんの写真を見て言った。ロキ「お婆ちゃん。俺は今まで真面目に仕事をしてきた。だけど、誉められる事はなかった。仕事やめて売買に手を出した悪者だ。これ以上、悪の道を進む事はもうない。だから、お婆ちゃんの所に行きたい。マリサもコリアもカンベルも一緒に行くからね?」コリア「何言ってんのよ!離して!」ロキ「黙れ!長男の言うこと聞けないのか!」コリアは小さな声でマリサに話しかけた。コリア「マリサ…。起きて。お兄ちゃんはマリサの声しか今は届かないの。」ロキはマリサを抱えて言った。ロキ「マリサは違ったな?俺に優しくしてくれた。天使のように。マリサと結婚したいくらい大好きだった。」コリア「妹にそんな感情持ってたの?」ロキ「悪いかよ!」すると、マリサの目が開いた。マリサ「お兄ちゃん…。マリサを殴ったのはお兄ちゃんだよね…。」コリア「マリサ!」ロキ「やっと起きたか。愛の鞭だよ。これからは、お兄ちゃんもコリアもカンベルも一緒だよ!みんなでお婆ちゃんのところに行くんだ!」マリサ「いや。」ロキ「今何って言った?」マリサ「そんなの嫌!」ロキはマリサにビンタした。マリサは床に叩きつけられた。ロキ「言う事聞きなさい!」コリアはカンベルをおぶってマリサを抱いて走り出した。