擬人ペットを飼う。-猫編-
*3月*
一週間目
俺は猫に決めた。
―――翌日。
ピンポーン・・・
「はーい・・・って・・・え?」
扉を開けたら・・・だれも居なかった。
「ニャーオ・・・」
下を見ると普通の猫が・・・
口に何か紙らしきものをくわえている。
とりあえずこの猫を家に入れてみよう。
「おいで。」
俺がしゃがんで手を出すとすぐに来てくれた。
「なーぅ。。。」
何を言ってるのかわからないが甘えている。
こうしてみるとただの猫なのにな・・・
どういう風にできてるんだろう・・・?
リビングへ行き、猫が咥えていた紙らしきものを開いてみる。
説明書だった。
「『まず、届いた動物に名前をつけてください。』・・・?」
ちなみに猫は漆黒の毛並みに凛とした目。
それはまるで夜のような美しさだった。