怪盗pussy cat
pussy catが頻繁に現われるようになってからというもの、警察ではその存在に手を焼いている。
逮捕どころか手掛かりの一つすら掴めていないなど、警察の汚点でしかない。
そこで今回、pussy cat対策本部は増員をはかることを決め、そのメンバーに俺と空智(ソラチ)が抜擢されたのだ。
腕を組んで、ガラスケースの中でキラキラと輝くダイヤモンドの前を、まるで動物園のパンダの如く行ったり来たり。
外の警備は万全、セキュリティは厳重。
この俺がいるんだ。
絶対に逃がしはしない。
そう意気込んでいた時だった。