イチゴのかき氷
「唐揚げ美味いか?」
「うんっ、美味しいよ~??けどあげないっ」
「おおきに…って、なんでなん!?けちくさっ」
おお、ノリツッコミ!
さすが関西人、と感心してしまうような見事なツッコミだった。
「だってさっきチーズケーキあげたらすごい食べたんだもん!!一口って言ったのに、3口分ぐらい食べたよ??」
「しゃーないやろ、お前と違って口がでかいんやから」
「だからっ、もうあげないことにしたんだもん」
「へいへい。」
蒼空は、また呆れ返った様子で首をふった。
そんな蒼空に構わず、買ってもらった唐揚げを口一杯に頬張る。
じゅわぁ~って、肉汁が口に広がって、すごく美味しかった。
「おいしーっ!」
「そらよかったな。まったく、こんなちっさい体してぎょうさん食うなぁ。」
「食べるの好きだからね。それにっ、体のサイズは関係ないよ!」
「あるやろ。」
「ないもんっ、蒼空のバカ!」