お母さんのおかげ男子校
「ついてきて」
彼に言われた。
彼についていった。
「新入生の女の子をつれ来てきました。」
何でいちいち先生に言うんだ?
学校のなかにも女の子がいると思うんだけど。
「じゃあ、彼女を1ーCまでつれていってあげて。」
「はい。」
話についていけそうにないので、私は口を開かなかった。
彼と一緒に職員室をでて、歩いているとき、かいちゃんに
「僕と同じクラスだね。でも気おつけてね本当に。」
「これからよろしくね。後、この学校についてしらないから、教えて」
「この学校は中高がつながっているんだ。でっ…男子校。でも、去年から共学になって、女子が五人くらい入ってきたらしいんだ。高校の方に。けど、いろいろあってみんなやめちゃった。で、この学校に三年間いれば女子は無料になるんだ。」
私は一応納得した。
「ついたよ。ここが1ーCだよ。」
以外にクラスもきれい
男子校だから汚いイメージがあった。
でも、本当に女の子が一人もいない。
ちょっと悲しいな。
私はかいちゃんに「ここが席」と言われた一番後ろのはじにすわった。
私は、さっきかいちゃんから聞こうと思っていた、ことを聞いてみた。
「かいちゃん、なんで名字が変わったの?」
かいちゃんは急な質問に驚いていた。
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