お母さんのおかげ男子校
「侑、お前可愛いかおして何いってんだよ!!」
そういったのは、かいちゃんだった。
「何って、別に変なことは言ってないよ。あっ…これ美咲に渡しといて。」
そう言って、侑くんはこっちに向かって歩いてきた。
そして、侑くんはその手紙をかいちゃんに渡した。
かいちゃんに渡すくらいなら私にそのままくれれば良いのに。
かいちゃんの隣にいるんだから。
「櫂、その手紙は見てもいいけど見たら変態だから。」
笑いながら侑くんがいった。
結局かいちゃんは、手紙のなかを見ないで私にちゃんと渡してくれた。
私は手紙をもらって、すぐに中身を見た。
美咲へ
学校が終わったら、櫂と一緒に帰りな
櫂の家についたら、ベッドの上に座って
もう一度、同じことを聞いてみな。
そしたら、教えてくれると思うから。
侑より
私は、読んでいて疑問がわいた。
何で、ベッドの上に座らないとイケナイのか。
侑くんに聞こうとしたらチャイムがなった。
「これから帰りの会を始めるぞー。」
先生がきた。
私は読んでいた手紙をポケットにしまった。
帰りの会が終わりみんないっせいにドアをでた。
私は一応かいちゃんを誘った。
「かいちゃん、帰る人がいないから一緒に帰ろう。」
「俺、他に帰る奴がいるから、そいつもいて良いなら一緒に帰ろう。」
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