お母さんのおかげ男子校
「一緒に帰る人って誰?」
私がそういうと…。
「櫂、おまたせー。」
私は声のする方を見た。
「おそかったじゃねぇか司。」
「おぉーわりぃー先生に呼び出しくらっちまって。」
「初日から何やったんだよ。」
「色々?」
「色々ってお前なぁー。」
「あのーかいちゃん、この人の名前教えて。」
私は会話の中に入った。
「こいつは、東雲司。」
「俺、東雲司。よろしくね。美咲ちゃん。」
「あの…何で、名前知ってるんですか?」
「小学校、五年生からの友達だし、同じクラスだから。」
私は、おどろいた。
カッコいいし、見ためてきに、年上に見えた。
「かっこいいし、みためてきに、年上に見えました。」
私は頭の中で、色々な事を考えていた。
「カッコいいと思うなら俺と付き合う?」
司くんがそう言ったのをちゃんと聞いてなかった。
私は、頭の中で、うん、うん、頷きながらかんがえていた。
「じゃあ、今日からカレカノって事で。」
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