人形劇~捨てられた人形と運命共同体~
「イタイ?イタイ?ナズナチャン?」

ナズナが頭をかかえていると…誰もいないのに幼い子供のような声が聞こえてきました。

「誰?なんで…私の名前…知ってるの?」

落っこちたアリーナを拾いながら辺りを見回すが部屋には自分一人しかいない…

「シッテルヨ、ズットムカシカラシッテルヨナズナチャン。」

声が聞こえる方を探すも誰も見当たらないしあるとすれば、自分が持っているアリーナのみだった。
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