内緒の保健室
『あ、わかったぁ♪』
笑顔でうなずく。
「…っと、俺、誰かに教科書借りに行ってくるね?」
雷樹はそれだけ言うと、どこかへ行ってしまった。
…多分誰かに教科書借りに行ったんだと思うけど。

『ふー…』
大きく息をはいて、保健室までむかう。

考え事をしてたから、誰かとぶつかりそうな事もわからずに。
< 104 / 312 >

この作品をシェア

pagetop