内緒の保健室

「次はこの人♪」
美空さんは、さっき、こいつが唯？と言った人を指さした。
この人は、ちょっと冷淡系だと思う。
「…浅井麗央って言うの。綺麗な名前でしょ？綺麗の麗と、中央の央で、レオって読むの♪この人は、容姿端麗、頭脳明晰…かな♪運動神経は、よく分からないわ。この人、全力でやらないから」
美空さんが苦笑いする。
『そうなんですか……』

「……麗央でいいから」
麗央はそれだけ言って、窓に目を向けた。
わー…本当に冷淡!!

「じゃあ次。次はコイツ」
続いて美空さんが指さしたのは、茶髪がお似合いの元気そうな男の子だった。
「コイツは、三崎雷樹。ま、外見と同じで元気ね。頭脳明晰とは言えないけど、容姿端麗で運動神経抜群だわ♪」


「雷樹でいいよ♪よろしくっ♪」雷樹はにっこり笑いながら言った。

「最後はこの人!」
美空さんが最後に優しそうな男の子を指さした。
「まぁ、この人が一番安全ね。名前は中山結城!容姿端麗、頭脳明晰♪運動神経は普通じゃないかしら？」

「結城って呼んでいいから☆よろしくね？」
『は…はい』