内緒の保健室


――ガラッ…。
いきなり保健室のドアが開いて、入ってきたのは、
「お疲れ」
蓮斗達だった。
「お疲れ様……」
雷樹が言うと、蓮斗は壁によりかかった。
「蓮クン…。もー真面目に授業うけんのやだぁ…」
その後雷樹が蓮斗に寄りかかった。
「…重い」
蓮斗はうまく雷樹をはがすと、あたしに目をむけた。
「誰かこなかった?」
同時に結城が言う。


< 22 / 312 >

この作品をシェア

pagetop