内緒の保健室
美空さんが一歩後退りする。
『大丈夫ですよ美空さん。あの人はもう…大丈夫…』
そう信じてる。
「…享也なら俺が連れてくるけど」
蓮斗が言う。
『……美空さん、』
「……………」
『…どうしますか?』
「………………」
『………………』
「……わかっ…た。いいわ」
見ていた蓮斗、麗央、結城、雷樹は共に顔を見合せた。
「じゃあ会の日程は各自で話し合う事。それをあなた達の国語の宿題にするわ」
『はい…』
「じゃ、今日の護衛の雷樹以外は教室戻って」
「んー…」
そんな感じで、みんなは保健室から去った。