内緒の保健室
レストランに到着し、席につく。大人数のため、一番奥の仕切られた場所を案内された。
初めに口を開いたのは、篠沢享也だった。
「悪かった…ごめん」
『……え』
「俺…裏切られてから、人信用しなくなって…そしたら自然にこんな態度になっちゃうし」
『……………』
「…こないだの事あって、よく考えたんだよ。そしたら、俺…スゲー間違えてたなって思ったんだ」『………』
「今さらって思うかもしんねーけど………」
『………っ』
「許してほしい」
今までとは想像がつかなかった。
『………』
「………」
しばらく沈黙が続いた。
『…私は、気にしてない…です…………』