内緒の保健室

「享也…………」
雷樹が享也の肩に手をまわす。

「……今まで…悪…かった…」
篠沢享也はぐったりした顔で、頭を下げた。

『もういいよ…。もうわかった』パンッと手を叩いてから笑顔を見せた。

「……………」
やっぱりぐったりしている。
よほど緊張していたのだろう。

しばらく黙っていると、次は美空さんが口を開いた。
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