子ぎつねレオ物語(短)




「レオー!沢山のクローバー…これを摘みに来てくれたんだね…レオ…」



みどりはレオの元へと駆け寄った。




「外に出ちゃダメって言ったでしょ?摘まなくていいのにっ…こんなことになるなんてっ…私のために死んじゃダメって言ったのに」

「みどり…」




「レオは水が大好きだったよね…それに、レオと初めてあったときっ…私レオの尻尾踏んじゃったよね―…レオ…もう二度と喋ることも遊ぶこともできないんだね―…レオ…レオといた日は忘れないよ――――――それとっあんた等が殺ったのよね!?許せないっ!返せ!レオを返せぇ!バカヤロー」


「ひっ」



きつねハンターときつね売りが抱きついた。




「うわああああ!レオ――――」



< 60 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop