Alice in strange world !!
アリス「・・・こんのマセがきが!おどれらチョットは黙れや!!!川にブチ込んで鼻から手ぇ突っ込んで喉チンコガタガタ言わすぜよ!!!」


(とか叫んでみたら如何なるかしら?いえ、だめよアリス!この癒し空間を壊してはいけないわ!でも少しくらいお姉様にヤキを入れたら退屈じゃなくなるのではないかしら!?いえ、

そんな言葉を言ってしまったら変な目で見られて頭が可哀想な子っておもわれちゃう!それは嫌!嫌よ嫌嫌!お姉様以上に可哀想な子だなんて思われたくないわ!我慢!我慢よアリス!




ふと視線を感じて体を起こし、お姉様達の方を見る。

お姉様とお友達はお互い手を握り、ぺたんと地べたに腰を落とし、青ざめてガタガタと震えていた

なんで私を見ているのだろう・・・


お姉様「ご・・・ごめんなさいね・・・アリスちゃん・・・そんなにうるさかった?・・・・」(ガタガタブルブル)


お友達「(なにこのここわい!)」(ガタガタブルブル)


お姉様のお友達は半分泣いてた。

その時、ああ、と理解した。

思っていたことは既に口から出ていたのだ。



アリス「(すぐ口に出す癖は直さないとなぁ・・・)」



アリスは引きつった顔を元に戻せないまま少しお姉様達から離れ、顔を隠すようにうつ伏せに、また芝生に寝転がる。

お姉様達の話し声は若干ボリュームを落とし、本をめくる音が聞こえ始めた。


アリス「ふぅ・・・」


はらりはらりとページをめくる音はまるで子守唄。

ほら、だんだん眠くなってきた。


日差しが気持ちいい。

自然とまぶたが落ちてくる。

お姉様たちはまだ話しているだろう。

少しだけ寝てしまおう。

・・・・・・

・・・・・

・・・

・・




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