すきって言わせて

「やっぱりなんかあった？歩くんと」

「うーん、あったというか。なかったというか…」

「それはあったってことでしょ？」

ずばり…そうです

さすが、ららちゃん



「じ、実はね…」

私は歩に言われたことを
素直にららちゃんに話した





「あー、橋野先輩のことかぁ…」

「うん、」

「華帆は気になるって言ってたもんね。実際どうなの…？」

｢まだ、分からないけど。先輩見てるとどきどきしちゃって…｣

｢まさか…好きになっちゃったとか！？｣


目を輝かせながら聞くららちゃん


「うん…そうかも。生徒会に入ってますます気になりだしたというか、やっぱり…」



すき、かもしれないなぁ…

だって目が合うたびにどきどきするし
話してるだけで幸せ


「でもそれって恋愛としてのすきなのかな？」

「え、なんで？」

「いや、なんとなく…ね」


ららちゃんはこうやっていつも相談に乗ってくれる
特に恋愛に関しては先生みたいにアドバイスしてくれる
経験が豊富だもんね、ららちゃん

何度も付き合ったことがあって
もちろん現在も彼氏持ち

可愛い顔してなかなかやる





そんなららちゃんにアドバイスを貰いながら
歩いていると、




目の前に学校が見えてきた