キスが教えてくれたもの♪


「ま、正哉?!」


三人は驚いて声をあげた。

たぶん、まさかこんなに早く見つかっちゃうなんて、って感じなんだろうなぁ。


「ったく、何やってんだお前ら?

霧子はいねぇし。

何やらいつもと違う匂いがプンプンするなと思ったら」


確かに、彼女達からは同じ匂いの香水がプンプン匂っていた。


「だって、こんな女、正哉に相応しくないっ!

あたし達のとこに戻ってきてよっ!!」


三人が声を揃えてハモッた。


「それは無理。

なっ、霧子」


それは同意を含めた合図だった。
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