【完】ラブ☆パワー全開



てか!


やっぱ、無理だよ。

帰ろう。

うん。

それが1番だよね。


よし……帰ろうっ!



「……」



そうマンションに背を向けた瞬間そこに居た、仁。


いや、マンガとかなら、帰ろう! って思った瞬間に

『何してんの?』

とか登場して驚かすよね?



やっぱ……マンガはマンガ。

現実は、そんなに甘くはない。


だって、そこに立っている仁は無表情だったもん。



「……ごめんな…さい」



何故か、謝ってしまう。


普通はここに居る説明とかさ。

いっぱいあるよね。

それなのに、あたし何で謝ってんだろう?



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