【完】ラブ☆パワー全開
「ごめ……あたし勘違いしてたかも……
仁から、連絡来るまで……会わないね?
ごめんっ」
駄目だ……。
もう、本当に駄目なんだと思う。
やっぱり、あたしに愛想が尽きちゃったんだ。
自分の言いたいことを言わないくせに、
ウジウジ悩んでばっかりで。
仁のことを好きな子が居ただけで嫉妬するくせに、
自分は飲み過ぎて男の人に送って貰って。
挙句、こんなストーカーみたいなことして。
それで、仁なら。って思ってたあたしが恥ずかしい。
どこに、そんな確信があったの?
どこに、そんな自信があったの?
だから、いつも駄目なんだ。
相手を疲れさせちゃうんだ。
どうして、上手く恋愛できないんだろう。
そう思うのは間違ってるよね。
恋を守れないのは、
やっぱりあたしのせいだから。