【完】ラブ☆パワー全開
そのまま、顔を後に向けた。
まだ部屋に上がってない仁と
私の身長差はあんまりなくて。
顔が近くて、目の前にあった仁の唇にキスをした。
唇と唇が触れただけのキス。
そっと唇を離しながら、
「あたしもね? こうしたかったんだ」
絡み合った瞳は逸らされる事なく、
もう一度あたしからキスをした。
今度は仁から唇を離し、
「はっあぁぁぁぁぁ~~~」
大きな溜息に似た声が聞こえる。
そのまま、あたしの肩に額をつけて
「綾、やり過ぎ」
って一言。