【完】ラブ☆パワー全開
「んっ……」
首筋へのキスから胸元へと移り、
くすぐったいのと気持ちいいのとで肩が上がってしまう。
仁はクスっと笑いながら服を脱がせていった。
ファスナーを開け、
簡単に脱がされてしまうワンピース。
何回しても、やっぱり恥ずかしくて、両手で胸を隠してしまった。
下から見上げた仁は、キョトンとした顔を見せ、
「ん?」
と不思議そう。
「だって…恥ずかしいし……」
赤くなったあたしを見て、
目を大きくさせて笑顔になった。
「そんなん何回も見てるやん?」
「そっ、そうだけど…ね?」
「綾さんは、本間可愛いなぁ」
そう言って私の両手にキスをされる。
え?
そのまま両手へのキスを何度もする仁。
「じ…ん?」
「んー?」
「どうしたの?」
「綾さんが、恥ずかしくなくなるまでここにしとくわ。
大丈夫そうなら手退けてな?」
って、また両手にキスをする。