【完】ラブ☆パワー全開
「じゃあ、どうすればいいんだろ」
ポツリと呟いた言葉に
「付き合ったら?」
と、簡単に答えを出す。
そんな事、出来るならとっくにしてるよ!
この間の告白でOK出してるってば。
「仁なら大丈夫なんじゃん?」
「何でそう思うの?」
「んー、多分だけどね」
何ともまぁ、曖昧な返事。
「どっちにしても終るかもしれないなら、賭けてみてもいいんじゃない?」
そりゃそうかもしんないけど。
「仁も綾乃の事、好きぽいし。時間の問題じゃん?」
「え、何が?」
「んー、告白?」
「……なら、された」
ポソッと言ったあたしに
「まじで!?」
と社内食堂中に響くんじゃないかって大声で叫んだ千恵は身を乗り出して聞いてきた。