【完】ラブ☆パワー全開
「本当に結婚してくれる?」
もう一度聞くと、目尻を落とし優しく微笑んで
「うん。でも俺が卒業して、綾さんより稼げるようになってからやけど……それまで待ってくれる?」
そんなの、そんなの、そんなの!
「絶対待つに決まってるー」
涙でぐちゃぐちゃになったあたしが、
鼻声で答えるといつもの
優しい笑顔と。
温かい胸と。
甘い声で。
「じゃあ約束な」
極上の言葉が降って来た。
メニュー