【完】ラブ☆パワー全開
ハッキリ言って、
今まで年下になんて全く興味なんてないし。
年下じゃなくて、
あたしには年上が合ってると思うもん。
そんな事よりも、
あたしはお金持ちってのを鼻にかけてる気がして全然乗り気じゃなかったんだ。
いや。
お金持ちは、大好きだよ。
だけど合コン前から、
自分達でお坊ちゃんなんて自己紹介を入れてくる辺りがさ。
自分のお金じゃないじゃん。
自分で稼いだお金じゃないのに、親が頑張ってくれたお金な訳じゃん?
そこが、受け付けなかったんだよね。
千恵からすれば、それは好都合だったみたいで。
ほら、あたしが乗り気じゃなきゃライバルが1人減るわけでしょう。
しかもお金は向こう持ちだから、好きなだけ飲んでいい。って条件付きだし。
何時間か我慢してれば、タダ酒が飲めるんだもん。
で、ビールを飲みまくってたわけよ。
ほら、あたし。
人数合わせっても知ってるのは女の子メンバーだけじゃん。
相手は知らないからさ、一応声もかけてくるでしょう。
だからオッサンのように飲みまくって、声すらかけにくい状態を作ってたんだ。