【完】ラブ☆パワー全開
残りの女の子2人と合流して、
4人で中山君に言われたお店へと向かった。
お店の前に着くと、
見てたのか!?
そんな勢いで携帯の着信を知らせる音が鳴り響いた。
「はい」
『おー、柊。こっちこっち』
「こっちって、どっち?」
キョロキョロと辺りを見回すと、
大きく手を振ってあたし達に近付いてくる中山君とお友達。
って見てたんじゃん!
と思わず突っ込みそうになりながらも、
イケメン揃いで驚いた。
勿論、皆のテンションも高い。
何だかんだで上手く流れていく合コンは、
カラオケと場所を変えた。
勿論、あたしはそこでも飲みまくり。
周りを気にする事もなく、生ビールに焼酎。
何にもアピる事のない女の開き直りは恐いんだ。