こんな私を愛してくれますか？

「何で病院に居るかというとね、友華が・・・」
友華のおばさんがそう言いながら友華のいる場所を見た。
友華の体からは、無数の管がつながれていた。
「何で・・・？」
（何でさっき気づかなかったんだろう・・・）
俺はそんなことが言いたかったのに友華のおばさんには通じず、変な通じ方をした。
「友華は屋上から飛び降りたの・・・」
「・・・。」
そのことならこの頭がはっきりと覚えている
それも鮮明に・・・
「別に拓斗君が悪いんじゃないわよ！！あの子が勝手に飛び降りたんだから・・・」
「おばさん、無理しないでください。俺が悪いことは知っていますから・・・」
（そうだ。俺があんなところで言ってしまったからいけないんだ・・・）
「拓斗君、あなたは自分を責めないでいいのよ。」
「でも・・・」
そんなやり取りをしていると友華のおじさんが病室に入ってきた。
「そうだ！拓斗君は悪くない！！だから自分を追い込めるな！」
「・・・はい、わかりました」
「それでいいんだ！」