約束【短編】
「え・・・、うわ、ごめんね
夜道をこんな美人さんに
歩かせるなんて・・・
分かってたら取りに行ったん
だけど」
「いいえ、別に大丈夫でしたし・・
そんなにお気になさらずに」
というか、それ以前に美人でも
ないし
「とにかく、今から用事有るんだよね?」
「はい」
「だったらそこまで送っていくよ」
「・・・え」
ちょ、それはいくらなんでも
申し訳なさすぎる
笑顔の裏の真剣さに気づきつつも
私は手を顔の前で振った