約束【短編】

「いいえ、大丈夫です」

「ダメ!
 こんな美人さんを夜道に放り出す
 なんて・・・
 お父さんは許さん!」

「お、お父さんて・・・」

「とにかく送っていくよ、
 危険すぎる」

「大丈夫ですよ、
 ここに来るまでも平気でしたし」

私は何とか説得させもうとする
松本さんの言葉を遮って言った

「危な「本当に直ぐそこですから」

笑顔のままやや大きな声で言うと
松本さんはようやく口を閉じた

でも、まだ納得してない顔を
している
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