約束【短編】
そうして、私の出した決断は
言うしかな!
そう決心した私は言う事にした
ドキドキと、胸が高鳴り始めた
「あの、拓哉?」
「どうした、気分悪くなった?」
「違うの、えっとね、
私・・・・、妊娠してるの」
静かな車にこだまするようだった
「・・・・・・」
拓哉からの返答はない
やっぱり・・・、迷惑だったかな
そう思い、恐る恐る尋ねてみた
「あの、拓哉?」
「えっ?」
やっと返してくれた言葉は
拍子抜けした拓哉の声だった