HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
「『だから、その神に復讐してやるだ』って言ったら、アハハ、『その復讐の気持ちを持ち続けている限り、我の力を貸してやろう。ただし、その復讐心がなくなれば貴様の体をくい破って出てお前を殺す』ってアハハ、」
霞も酔っ払って一緒に笑う。真が
「そんなつまらない話じゃなくって、やっぱり女子が集まっているだからさ~、Loveのお話しようよ~!!二人は誰か好きな人いないの??」
意外に笑い上戸の彩乃が
「好きな人??う~ん。アハハ、」
真が
「今誰の顔が浮かんだの~??」
霞が
「てか、好きな人ってさ~、よく考えればさ~、おかしいよね。あんまりカッコいいわけじゃないのに好きになっちゃうし。」
真が酎ハイを飲んで
「確かに、私もそんな感じかな。妙に、意地パリだったり、」
霞が
「そうそう!!それで、ひねくれていてね。」
彩乃が
「アハハ、うん。たまに見せる。寂しそうな笑顔に惹かれるって感じアハハ、」
真が酎ハイをコップに注いで
「優しいのか優しくないか分かんない所とかね。」
霞は完全に目が回っていた。
「てか、だれなのよ~??」
彩乃と真が
「「内緒!!」」
と言うと三人とも完全に酔いが回って、バタリと倒れる。
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