HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
登校中、霞によく会う。
「またコンタクト入れたの??」

「だって、気味悪いじゃん。」

「そう、私は気にしないけど優輝の目。」

「お前、変だよ。」

「ヒドくない??つうか、女子に負けてる優輝に言われたくないだけど。」

「うるさい。野獣!!野獣に勝てるか。」

「野獣って何よ!!こんな乙女に向って!!」

「ハイハイ。」
(疲れる。コイツ!!)そのまま学校に向かった。
途中にたくさんの霊を見るも何もできなかった。
(式神を作れば、成仏させてあげるけど……できないし。)
軽くため息をついた。

学校の下駄箱につくと、霞が下駄箱を開けると靴が入れれないほど手紙が入っていた。
霞はかわいいと評判らしい、それなのに誰とも付き合わない。

「またか。」
横目に
「携帯ぐらい持ったら??そうしたらメールとかですむじゃん。」

「携帯なら持ってるよ!!ただ誰にも教えてないだけ。前のヤツ教えたらさ~、メールとか一杯きて大変だったし。だから、教えてないの。」

「へ~。」

「優輝は携帯持ってないの??」

「あぁ~、持ってるよ。誰も俺のなんか聞いてこないし。ゲーム用に使ってら。」

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