HINEKURE～ヤマトノオロチの巻～

朝目覚めると優輝の体が筋肉痛で痛い事に気がつく。
まだ太陽が昇り始めていないためなのか、四月と言えども少し肌寒い。
稽古場に入るとじいちゃんが座って待っていた。
（昨日あんだけ闘ったのに、よく起きれるな～。……そうだ!!）
じいちゃんに優輝が
「俺の親父が俺に結界をかけていたの知ってたか??」

「昨日陽神に聞いたのが始めてじゃ。銀色の手錠だったの～、それはかけた者でなければな完全に解けないのじゃ。無理やり解いてもすぐに元に戻ってしまうだろうの～。」

「十二世界について知ってた??」

「うむ。詳しくは知らんなかったが、昨日陽神の話しによると、
Ⅰが神界『創造神ゼウス』
Ⅱが天使界『大天使長ミカエル』
Ⅲが陸王界『怪物ベビーモス』
Ⅳが死界『死神長デス』
Ⅴが冥界『冥界王ハーデス』
Ⅵが魔王界『反逆神サタン』
Ⅶが鬼神界『鬼神ジン』
Ⅷが獣界『獣王キングレオ』
Ⅸが海王界『海王リヴァイアサン』
Ⅹが植物界『ニケル』
ⅩⅠが悪魔界『悪魔長デーモン』
ⅩⅡが龍神界『龍神ドラクエル』
が治めているらしい。」
優輝が頭を掻きながら聞く。