君の魔法がとける瞬間(とき)
「んん!
佑月!お前熱あるぞ!さっきよりも熱いじゃないか!顔も赤いし…」
「えっ!熱?
ないですよ…熱なんて」
「そうだ。何とかは風邪引かないっていうしな。」
「とにかく、今日は帰れ。送ってやる」
陽斗さんに手を引っ張られる。
…私、熱なんかない…。
きっと原因は他にある。
私の心が熱い原因…。
私はばれない為にも、大人しく帰る事にした。
…て!ちょっと待った!
陽斗さん、私の家知らないでしょっ…!?
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