君の魔法がとける瞬間(とき)


「華乃ちゃんって言うんだ〜。見たいなぁ!」




「ゆ…佑月…お前今日ので惚れたのか!?」




「だからっ…!愛舞さんまで!僕はあの子には惚れてません!ただ…可愛いなって」



…女の子として。

女の子として憧れるような、そんな子だった。



「佑月…そうだったのか…お前も男だもんな」



愛舞さんは勘違いしたままどこかへ行ってしまった。


「なに騒いでるんだ??」



「陽斗さんまで…」


今度は陽斗さんが騒ぎを駆け付けてやって来た。




「え?女の子?」






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