君の魔法がとける瞬間(とき)
「こんにちはー!すいませーん!イブ君とユズ君に会いたいんですけどー!」
「ちょっと何あんた!?他校生のくせによく堂々と入ってんの!」
「なんか下が騒がしくないか?」
私たちは、窓から下を覗く。
すると、華乃ちゃんがうちの生徒と言い争っていた。
華乃ちゃんがどうして…!?
「アイリスがこっち見てるわっ!」
誰かの一言で華乃ちゃんを含め全員がこっちを向く。
気づいた華乃ちゃんは勢いよく手を振る。
私もつられて手を振替してしまった。
「…もしかして、あれ?」
「おい…響」
陽斗さんと響さんは、華乃ちゃんを見た瞬間表情が変わった。
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