君の魔法がとける瞬間(とき)
何とかして碧空さんに近づこうとするけど…
全部ダメ。
全然二人きりになれない…
なれないどころか、話しすら出来ないよぉ!
碧空さんの隣は、しっかりと華乃ちゃんがキープ。
碧空さんは…何も言わない。
なによっデレデレしちゃって!
一人で拗ねて、一人で自己嫌悪に陥っていた。
「あ〜どうしよう…」
しまった!!
思わず心の言葉が表に出ちゃった…
誰にも聞こえていませんように…
「なにが??」
…………うう、聞こえてた。
_