君の魔法がとける瞬間(とき)
**陽斗**
「佑月、飯…。
なんだ、眠ってるのか」
疲れてたんだな…
華乃に気使ってばっかりだったもんな。
大丈夫か…?
「んん…」
「佑月?まだ眠ってんな」
…可愛い寝顔。
俺がお前を守るから。
お前が女だと知ってから、俺が守ると決めたんだ。
碧空なんかには絶対負けない。
だから早く…俺の気持ちに気づいてくれ。
違う方向を向いてないで、俺を見ろ、佑月。
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