君の魔法がとける瞬間(とき)



「ん…?」



「佑月〜?飯だぞ!冷えちゃうだろ〜早く起きろ」




目覚めると、陽斗さんの顔が目の前に…


ここ…どこ??




…………はっ!そうだ!



ここ陽斗さん家だ!



「すいません!寝てました!」




「ん、しっかり見てた。お前寝相ひどいな」




「へ……そんなぁ。私寝相には自信あったんですけど…」




「冗談だよ。早く行こ?母さんが待ってる」




「冗談ですかぁ…もう!
はい、陽斗さんのお母様のご飯楽しみです!」




陽斗さんのお母様のご飯は、里美さんのご飯の様にあったかくて…とても美味しかった。



お母さん…
私もこんな風にお母さんって呼んで甘えてみたかったなぁ……なんて。






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