君の魔法がとける瞬間(とき)
「安仁屋さんは、なんのお仕事をされてるんですか?お家も、すごく大きいし…普通の方とは思えないんですけど…」
「あはは。そうよね!いきなり連れてこられたんだもんね!疑問よね〜」
「本人に、聞いてみたら?」
そういって、里美さんは笑いながら指をさす。
私は里美さんの指差す方向に振り返る。
「安仁屋さん!」
「もうすぐご飯だと思ってね♪」
ニッコリと笑う安仁屋さん。
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