君の魔法がとける瞬間(とき)


ガラガラ…


「お邪魔しまーすっ!」



勢いよく教室の扉を開ける愛舞さん。




今授業中なのに……


案の定、教室にいた全ての人がこっちに注目!




「愛舞さん!みんな怒っちゃいますよ…!」




「大丈夫♪」





「キャーッ!兄弟コンビよ!今日は会えて良かったぁ!」



「私の隣に座って下さぁい」




愛舞さんの言う通り、怒るどころか…とても喜んでくれた。



でも…さすがに先生は怒るか…。






「愛舞くん!やっと来たわね〜!!」




「……あれっ?」



「ほらね♪俺ら、特別だから。大丈夫なんだよ」




ほ、本当にすごい…この学校。




私は、改めてそう思った。








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