君の魔法がとける瞬間(とき)
「お見苦しいところをお見せして…申し訳ないです」
「あぁ。とってもお見苦しかったぞ。あ〜もっと聞きたかったなぁ〜」
わざとらしく大声で言う碧空さん。
ますます顔が赤くなる私…
「もぉやめて下さいっ」
「あはは…冗談だ。お前、また上手くなったな。
さては密かに練習してたな!さっきみたいに!」
「え!?違いますよ!」
予想外の言葉に、違う意味でまたユデタコに…。
「お前に、話しておきたいことがあるんだ」
「えっ…………?」
碧空さんの真剣な表情に、
ユデタコの私は…目が離せない。
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