君の魔法がとける瞬間(とき)



「一人で抱え込むな!
俺が…お前を守ってやるから!お前は自分のことだけ考えてろ!」




「り…くさん……!」



碧空さん…


私…あなたが好きです。




どうしようもないくらい



大切で。



涙が止まりません…



好きな人の腕に包まれるって…こんなに幸せなんですか?



だったら私…


もう、充分です。




「俺が、守ってやる」




その言葉が聞けて…その言葉だけで。






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