君の魔法がとける瞬間(とき)
女同士なら
「調度いいわ…!
みんな、今から良いこと教えあげる…!こいつは、佑月は……」
「華乃っっ!」
もうダメだ………!
私はギュッと目を潰る。
「佑月はねっ……!あたしが好きだって!」
「………え…?」
華乃…ちゃん?
「告白なんかしないでって言ったのに…!みんなビックリしてるじゃない!
あっ…あたし化粧ボロボロ…直してこよっと…」
そう言って華乃ちゃんは部屋から出て行った。
私は思わず力が抜けて座り込む。
どうして…あんなこと…。
「あいつ…!」
碧空さんが追いかけようとする手を私が止める。
「僕に…私に行かせて下さい!」
私は部屋を飛び出して、華乃ちゃんを追いかける。
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