君の魔法がとける瞬間(とき)


「なに?」



「いいんです…。私、本当のことを話します。」



「でも…そんなことしたら…」





「はい。皆さん怒ると思うし、私を嫌いになると思います…。でも、これでいいんです。いつかは言わないといけないと思ってましたから…」





「そう……。みんなに嫌われたら、あたしと一緒にアメリカに行く??」




「えっ…!?」



本気で驚く私に、華乃ちゃんは笑う。



「本当、素直な子ね。冗談よ。あたし達、女同士なら良い友達なれそうね!でしょ?あんたを女として見ると…何だか責める気失せちゃった。弱い小動物イジメてるみたいで」




「小動物ですか…私。
私とお友達になってくれるんですね!嬉しいです!」






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