君の魔法がとける瞬間(とき)


「てゆうか!!
あの初恋の前に…なんか変なこと言ってませんでした…!?」




「あぁ。あんたが碧空を好きってやつ?」



……………!!!!


「ちょちょちょ…!声が大きいです!」




「やっぱり図星か♪
あんた分かりやすいよ〜?碧空は鈍感だから気づいてないんでしょうけど」




「やっぱり私…分かりやすいですか…」




「まぁ女のあたしから見たらね」



ガクッ…

やっぱりそうなんだ。


私自分の気持ち隠しきれてなかったんだ……。



本気で落ち込む私を、また華乃は笑う。




「落ち込み過ぎだってばぁ!あたしみたいに、ちゃんと気持ちは隠さなきゃダメよ〜?伝える気がないならね」




「それって…どういう…?」






_
< 202 / 338 >

この作品をシェア

pagetop