君の魔法がとける瞬間(とき)
明かされた秘密
「今日こそ言わないと」
次の朝、私は覚悟を決めた。
昨日のは結局言うタイミングなかったけど…
今日こそは、自分の口からちゃんと打ち明けよう。
部屋の扉を開けると、碧空さんがいた。
「お…おう」
「碧空さん…!おはようございます」
「おはよう」
ん??
碧空さん、何だか機嫌が良い…
気のせいかな、笑った気がする。
「何か良いことでもあったんですか?」
私がそう聞いた途端、碧空さんの顔つきが変わる。
「はぁ?」
「ひぇ!何で睨むんですか〜…」
機嫌が良いんだか悪いんだか…まったく。
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