君の魔法がとける瞬間(とき)
《part6》
遠い記憶の中で
次の日も、その次の日も…
私は毎日幸せだった。
理事長や、里美さん、華乃にも真実を伝えたことを話した。
そして…お父さんにも。
みんなが許してくれたことを話すと、みんな自分のことのように喜んでくれた。
お父さんも…喜んでくれてるよね??
「さぁ!大分ご無沙汰だけど…歌の練習も再スタートしようぜ!」
「いいねぇ響さん☆やっぱり最近ノッてる男は言うことが違うねっ!」
「うるせぇ〜〜〜っ!お前には、この幸せが分かんねぇだろうなぁ〜」
あの後、華乃はちゃんと気持ちを伝えたんだって。
でも…先に気持ちを伝えたのは響さんで……
二人は…ずっと両想いだったんだって!
でもシャイな二人は気持ちを隠し続けた…
巻き込まれ碧空さんは何だか可哀相だけど…二人が幸せになって本当によかった!
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