君の魔法がとける瞬間(とき)

大キライの反対



「まっそんな事は分かってるけどな!
あ〜寒い。早く中に入るぞ」




「えっ…ちょっと!待って下さい〜っ」




私を待つことなく、碧空さんはスタスタと戻って行く。



私たちって………両想いってことなのかな。



嬉しくて嬉しくて、私は碧空さんに追いつこうと走った。


……のはずなのに…。



ドテーン!!!!!





「いったぁ〜!」




私は、入口近くに置いてあった箱のような物に気づかず……




それに躓いて転んでしまった。



もぉ…私って本当にドジ。





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