君の魔法がとける瞬間(とき)

「何かのプレゼントかしら…」



その箱はキレイに包装してあって、リボンもついていた。



「あれ？カードもついてた？」



私は、近くに落ちてあったカードに目を向けた。





…………嘘でしょ…！





まさか…見られてた！？



《佑月へ！お前が欲しがってたモンだ★愛舞より》




カードに書かれたメッセージ…。



それは愛舞さんからの物だった。



「私宛てだわ…。きっと見られてたのよ…」





「佑月ちゃん？大丈夫？さっきすごい音したけど」




「里美さん…」



「あらっ？なぁにそれ？
あ〜愛舞君ね！驚いたでしょう。だってあの子、佑月ちゃんにビックリさせたいからって言って、黙って上がっていったのよぉ〜」





「…そんな！」



私は、気がついたら家を飛び出していた。




「あれ？佑月ちゃん？！」






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